人気絵本 「きょうりゅうたち」シリーズ第8弾。
今回のテーマは「読書」です!
どうしたら、本が すらすら 読めるようになるのかな?
新たなとびらをひらいた 恐竜たちですが―――
キレスクスは、本をバットみたいに振り回しちゃってるし、
アンガトラマは、ページを扇風機にして、表紙に歯型をつけちゃって、
タプイアサウルスは、文字をひとつひとつツメでひっかきながら読んでるし、
ヤンチュアノサウルスは、わからない言葉があったからって、きいーって叫んで大暴れ。
なんとまあ……、清々しいほど「お願い、やめて!」のオンパレードです。
だけど、安心してください。
本当はおりこうな恐竜たちだもの。
絵本の後半で、 彼らは本を大切に読む方法を、ちゃーんと教えてくれるんです。
「だって ほんを よむのは とっても たのしいことだから。」
今作も新しい9種類の恐竜が登場します。
巨大な恐竜たちが、読書について教えてくれるなんて、それだけでワクワクしてきませんか?
恐竜たちがどんなことを伝えてくれるのか、ぜひ本を開いて確かめてみてくださいね。
ページのなかに隠された、恐竜たちの名前の絵探しもお忘れなく!
このシリーズでは、恐竜たちが、子どもたちのやんちゃな姿を体現して描かれています。
なるほど、だから動きも表情も、見れば見るほどユーモラス。
迫力満点の恐竜を見ているはずなのに、「こんな子、いるいる!」 と、思わず笑ってしまいます。
読むことが楽しくなってきた頃の子どもたちにぴったりの一冊。
「あしたも たのしく よもうね、うちの かわいい きょうりゅうちゃん。」
今作は、今までの全シリーズからピックアップした恐竜の名前でカタカナが覚えられる「カタカナ表」が巻末についていますよ。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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