じてんしゃが、ほしいなーって、さとるはおもいました。でも、なかなかじてんしゃをかってくれません。ところが……。小峰書店のロングセラー図書。第15回課題図書。
さとるの友だちは、みんな自転車を持っていて、自転車を持っていないさとるは一緒に遊んでもらえません。自転車があったらどんなにいいだろう。けど、あぶないから自転車は買ってもらえないというし、どうやったら買ってもらえるかな。
お父さんとお母さんが相談して、自転車をやっと買ってくれるのですが、絶対に自動車の通る道では乗らないと約束します。
それから毎日自転車に乗る練習をして、平らな道では転ばなくなったので、大丈夫と思って自動車の通る道を走ろうとしました。しかし、転んでしまったさとるに自動車がせまってきます。「あっ、ひかれる」さとるは、どうなっちゃうのかな。
あぶないから自転車には乗らせません。このお母さんの気持ちはすごく分かります。しかし、あぶないから乗せないんでなくて、どうすれば安全に乗ることができるのかを教える大切さ。何事にも通じるお話だと思います。この本は、自転車にまつわる一連の話を、子どもの目線で書かれていて、もう少し早くこの本に出会っていたらと思いました。
短くお話が分かれているので、幼稚園のお子さんにも是非読み聞かせあげてください。 (やっちょとやまちゃんさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子7歳)
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