秋の森を包み込む、森の仲間の優しい気持ち
森に秋がやってきました。森には、木の実がたくさん。冬ごもりの間のたべものをたくわえようと、森のどうぶつたちが集まってきて、木の実をひろいはじめます。たぬきもやってきて、木の実をひろいはじめますが、親切なたぬきは、仲間のどうぶつたちを手伝ってばかりで、なかなか自分の仕事がはかどりません。ついに日が暮れてしまい、何もひろえずに、しょんぼり家に帰りますが……。垂石眞子さんの温かな絵が心にしみる絵本です。
同作者の”もりのおくりもの”というシリーズを以前に読んだ事がありとても素敵だったのでこの絵本を選びました。またもや!この絵本も素敵だなと思いました。森の仲間がお互いに助け合って信頼関係が強いのには驚かされました。自分だけがいい思いをしようとするのではなくお互いの事を思って行動するのは素晴らしいと思いました。主人公がとても優しいのでどうなってしまうのかと心配になりましたがさすが類は友を呼ぶだなと思いました。主人公の優しさ、温かさが周りの人に伝染するのだなと思いました。温かいタッチの絵も癒されます。何度でも読みたい絵本です! (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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