ジョージーは小さなやさしいおばけ。
友だちのねこのハーマンと、ふくろうのオリバーと一緒に、ホイッティカーさんの家の屋根裏に住んでいます。
ホイッティカーさんの家から道をくだったところに、アイビスさんの家があって、そこにはマフィンという名の子犬がいました。
マフィンはこれまで一度も外に出してもらったことがありません。
アイビスさんは、マフィンが散歩に出かけたがっているなんて、思わなかったんですね。
マフィンは毎日玄関の前に座って、ドアが開くのを待っていました。
すると……アイビスさんがうたたねをしている間に、ドアを開けて散歩に連れ出しに来てくれたのは、なんとおばけのジョージーです!
うれしくてたまらないマフィンは、やがて日が暮れて、帰る時間になっても帰りたがらずにうさぎの穴に飛び込んでしまいます。
そしてマフィンは穴から出られなくなってしまい……!?
今回もジョージー、ハーマン、オリバーが連携プレーで大活躍!
ジョージーの姿は、残念ながら人間の目には見えないので、ハーマンとオリバーの力が必要なのです。
無邪気な子犬のマフィンが引き起こす騒動ですが、最後は探しまわったアイビスさんと、互いに愛情を確かめ合い、めでたしめでたし。
心あたたまる、ジョージーとその仲間たちと、子犬のおはなしです。
小さなおばけのジョージーの、人間たちの目には見えない活躍が楽しめるこのシリーズ、他の本もぜひあわせてご覧くださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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