団地にある小さな公園に見えるのは……黄色い電車? この電車の中には、子どもの本がいっぱい。ここは「でんしゃとしょかん」なのです。
散歩中の幼稚園の子どもたちがやってきて、先生やおばあさんに絵本を読んでもらったり、おともだちどうしで読みあいっこをしたり。学校が終わると、小学生のお姉さんたちも絵本を読んでくれます。運転席にだって、入ることができます。昔、沢山のお客さんを乗せて走っていた本物の電車ですからね。
座席が古くなれば、近所のお母さんたちが布やクッションを持ってきてくれ、車体が汚れているからと、ペンキやさんがピカピカに塗り替えて。桜の時期には「としょかんまつり」がはじまります。
東京都東村山市にある「くめがわ電車図書館」がモデルとなったこのお話。地元の本好きの人たちに支えられているのだそう。こんなワクワクする場所で読んだ絵本は、きっと忘れられないのでしょうね!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
団地の公園にある電車の中は、子どもの本でいっぱい。本や電車が大好きな子たちがやってきて、「でんしゃとしょかん」 はいつも満員。東京都東村山市にある電車図書館がモデル。
公園に本物の電車があるだけでも子どもたちが喜びそうなのに、さらにその車内が図書館になっているなんて最高ですね。そこは地域の人の憩いの場になっていてあたたかい素敵な空間が広がっています。
小さな子からお年寄りまで多くの人たちが集まり、この電車を大切にしていることが伝わってきます。
娘は「いいな〜こんなとしょかん」と羨ましがっていましたが、実際に存在することを知って「いきたい!!」と目を輝かせていました♪いつかそのうち遊びに行けたら…と思います。 (ouchijikanさん 40代・ママ )
|