3月になっても深い雪に覆われている北海道で、きたきつねは、生まれた子供のために餌を探しに行きます。 北海道の大自然には、たくさんの動物が生息していますが、冬は動物にとって厳しい季節です。親から離れた子供が、餌をとれなかったり、年老いた動物が死ぬのは、冬が多いのです。 やがて厳しい冬が終わると、暖かい春の日差しに包まれて、きたきつねは生きる幸せを感じます。
3月になっても深い雪に覆われている、北海道の山。つらい季節である冬を生き抜いたたくさんの動物たちが一同に喜び、動きまわっているところがこの絵本の一番好きなシーンです。厳しい自然の中で力強く生きる動物の姿がダイナミックに描かれた版画絵本です。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子5歳)
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