たつやの担任の先生は、新米教師のしんぺい先生。「大丈夫かいなあ」が口癖の、大の心配性。たつやは密かに「しんぱいせんせい」と名付けた。しゃべらないたつやを、いつも先生は心配そうに見守る。その視線を、たつやは息苦しく感じていた。そんなある日、遠足で訪れた動物園で、しんぱい先生の大失敗が元になって、たつやの心が大きく動いた……。 先生、そんなに心配ばかりしないでええんやで。「大丈夫かいなあ」は、もういらん――。 新1年生と新米教師が互いに成長する姿を爽やかに描きます。新学期、遠足シーズンに最適な一冊。
図書館のおすすめコーナーで見つけました。
少人数の学校で、1年生のクラスの担任になった新米先生のお話。とにかく心配性でいつも「だいじょうぶかなぁ」と呟いている先生。人見知りのひろくんとも、時間をかけて心を通わせていきます。
大野八生さんの優しいイラストが、お話とぴったりあっていました。
親としてはもうちょっとしっかりした先生の方がいいなぁと思うのですが、子どもからしたら、こんな先生とのやりとりの方が思い出に残るんでしょうね。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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