ずたずたに破壊されてしまった「野生のロボット」ロズは、飛行船に乗って無人島をあとにした。向かった先は人間社会。ロズははたして生きのびることができるのだろうか? そして、息子のキラリや友だちのみんなに、ふたたび会うことができるのだろうか? 前作『野生のロボット』に続き、自然と科学、さらには人間社会のあり方についての問いかけに満ちた物語。
『野生のロボット』の続編である本書。
この本まで読んで
「野生のロボット」は見事完結します。
前作だけでも感動しながら読んだのに
その前作が
この続編の前振りでしかなかったのは
きっと計算ずくだったのでしょうね。
この物語の主人公、ロボットのロズが
学習を重ねるたびにますます人間っぽく、
心を持ち始めたかのようです。
いままでは生き物とのかかわりは動物たちばかりでしたが
続編では初めて登場する
人間の子供とのかかわりが
それを加速させたのかもしれません。
修理のために島を出て
はたして、島に戻ることができるのか・・。
ハラハラドキドキ
そして心温まるラスト・・。
ぜひぜひたくさんの人に読んでもらいたい
私にとっては今年最大のおすすめ本です。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子18歳)
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