人気のねずみくんシリーズ、第16作目のテーマは「しりとり」。
題名からしりとりがすでにはじまっていること、子どもたちは気づくかな?
「ねずみくんのしりとり」り・・・
「りすさんのつみき」「き・き」
「きりんさんのマフラー」「らー、ら」
「ライオンさんのカメラ」「ら・・・、ら」
「らくださんのぼうし」「し・し」
・・・
動物たちがつぎつぎに「マフラー」や「カメラ」の持ち物を披露します。
どうやら「○○の物(だれかのなにか)」のしりとりみたい。
桃色で囲われた白い画面のなかに、すまして立つみんなの表情がかわいいです!
左ページのねずみくんが、右ページの動物をまねするようなしぐさをしているのもポイントですよ。
最後はやっぱり、そう。ねみちゃん。
「ねみちゃんのリボン」と言ってしまったねずみくんに
「ん じゃないわ。わたしは・・・」
さぁ、背中にかくしていたねみちゃんの物、なーんだ?
語彙がふえる4・5歳くらいの子といっしょに読んで、しりとりを楽しんでくださいね。
もちろんもっと小さいお子さんも、一枚一枚やさしいタッチの絵、絵のなかの物語を楽しめるのでおすすめですよ。
最終ページのしりとりは、冒頭へつながって、ぐるりっとひとめぐり。
なかえよしをさん、上野紀子さんの遊び心を堪能できる、愛らしい一冊です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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