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克明繊細な筆使いで旅の楽しさを描く「旅の絵本」の10冊目。旅人はオランダにやってきました。運河の流れる街をゆき、チーズ市を見て、たくさんの風車がある場所を訪れ、チューリップが咲く公園へ……。オランダならではの美しい風景を堪能できます。オランダ出身の画家、フェルメールやホッベマなどの作品をモチーフにした場面も盛り込まれています。旅日記のような解説文とともにおたのしみください。
安野光雅さんが描き続けてきた旅人。10巻目となると1巻目よりタッチがラフな線だけど、的確に捉えた画面となり、旅の世界に誘われる。
世界の歴史や名画と繋がっている隠し絵のような楽しみ方で絵解きに夢中になって時間を忘れてしまった。人生を堪能するプレゼントに相応しい1冊。
(mitpandaさん 50代・その他の方 )
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