ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすきです。
森でも海でも沼地でも、ひとりでおでかけできるのでした。でも、だいたいまいごになるのです。
おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが……
きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのものです。
どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!?
ユーモラスでいて心あたたまるお話です。審査員の満場一致で、第13回絵本テキスト大賞を受賞した作品です。
こまつのぶひさ さん コメント
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書き始めるとき
最初に思いついたのは、わにのかばんのキャラクターでした。
生きているわにのかばんがいて、一緒におでかけりしたり、おしゃべりできたら楽しいなぁと。
それを、ひつじのモリーに持たせてみたところ、モリーは必ず迷子になって、物語が勝手にどんどんふくらんでいきました。
小さな子どもたちにとって、一人でおでかけするのはちょっとした冒険です。
僕は子どもたちに、たまには冒険してみてほしいのです。
少し生意気だけれど天真爛漫なモリーは、わにのかばんを相棒に、今日もどこかへおでかけです。
楽しんでもらえるとうれしいです。
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はたこうしろうさんコメント
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いつも自信まんまん、真っすぐに進むモリーは超COOL!!
そんなモリーにお供するわにのかばんは、家来だったり、おもりだったり、親友だったりと、ふたりの関係がとってもかわいくて。
もっと先が読みたい、もっと描きたいって思ってしまう作品なんです。
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