あの卒園式の名曲が絵本になりました。新沢としひこさんが作詞した『さよなら ぼくたちの ようちえん ほいくえん』は、園での思い出を彩る歌として、長年愛される名曲。新沢さんによると20代の前半に実際に保育園で働いていたことがあり、園を退職したばかりの頃に、とある保育雑誌から「卒園の歌を作ってみませんか」と言われて書いたのがこの歌詞だったそうです。
本書は、そんな園の暮らしを振り返るように、人気絵本作家・宮西達也さんが、こぶたいっぱいの「KOBUTAEN(こぶたえん)」の園庭を定点観測するような構図でユーモラスに描いています。園庭中に散らばったたくさんのこぶたたちが、にぎやかに、転んだりケンカしたり笑ったり……。タイヤブランコや、鉄棒、砂場。元気よく遊ぶこぶたくんを眺めているだけで楽しい。
桜の花びらの下、色とりどりのランドセルを背負ったこぶたくんたちのシーンは眩しくて、わが子やお友だちを重ねてしまいます。園での生活を大切に振り返る……。そんなきっかけにこの絵本がなったらいいですね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
あの名曲が、絵本になりました! この歌とともに みんなで 心に残る経験を 積み重ねていってください
だれもが知っている名曲が、絵本に! 幼稚園、保育園、こども園で出会ったたくさんの友だちと、大切な思い出。新沢としひこ&みやにしたつやがタッグを組んで、たくさん笑ってたくさん泣いた、園での日々を彩ります。
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