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音はふるえる空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かくふるえています。左右の耳に届く音はわずかにズレていますが、脳はその差を手がかりに、音がする方向や、どんな場所で響いているのかを判断します。ふたつの耳で聞くことで、より立体的で、いきいきした音の情景が描かれるのです。人間も動物も、日々、さまざまな音を聞きとり、記憶し、くらしに役立てています。オーディオに精通した著者が語る、音と耳のはなし。
2024年読書感想文コンクール小学校中学年の部課題図書。
オーディオビジュアル専門家による音にまつわる作品というクオリティです。
内容的にはかなり本格的ですが、身近な事例からかみ砕いて多角的に解説してあります。
震える空気の波、音波。
その仕組みは、大人でもやはり驚嘆でしょう。
「音の風景」というとらえ方が言い得て妙。
ステレオ効果も、なるほど、なるほど。
とらえた音をカスタマイズする脳の働きも、すごい!
たくさんの気付きがあるでしょう。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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