特集1 信州と出版文化
岩波書店、筑摩書房、みすず書房、理論社……戦後を代表する出版社や文化人を輩出してきた信州。郷土史・民俗学の宝庫としても知られるこの地において、あらためて出版文化の真義と地域との結びつきを考える。
特集2 少年社員のいた時代
かつて出版社にも若年者入社制度があった。通称「少年社員」である。大正期より始まったの制度は戦後へ続き、復興期出版業の大きな礎となる。その少年達はどのようなかたちで採用され、学業と社業を両立し育っていったのか。当事者ならではの秘話を交え伝えられる出版史。
他、特別講演「谷崎潤一郎と編集者たち」、「メディアの公共性と流通の制度的保障―デジタル時代の公共を探る」「満州文藝春秋社の址はどうなっているか」等出版編集のこれからと未来を読む充実の内容です。
続きを読む