動物と話のできる名医ドリトル先生は,サルたちを恐ろしい疫病から救うため,アヒルのダブダブや犬のジップ,ブタのガブガブらをひきつれて,アフリカに向けて航海に出ます.「ドリトル先生」の第1作.
6歳の長男に今後勧められる本を探していて、まずは自分で読んでみました。
とても有名なシリーズのようですが、私は子供の頃に読んだことはありませんでした。
お金に全く執着しない浮世離れしたドリトル先生は今どきの子供達にどのように映るのでしょうか。それとも子供達は動物の言葉が話せるとか、海賊とやり合うとか、そういうワクワク感を重視するのでしょうか。とにかく次々と事件が起こって、続きが気になって、一気に読み切ってしまうほどの面白さです。
ふりがなのついてない漢字もありますので、出版社が示している対象年齢の小学3〜4年生くらいにならないと自分では読めないだろうと思います。でも、訳文はとても読みやすく、かと言って子供っぽくもなく、名文です。読む側の根気と体力が続けば、6歳の息子も十分楽しめそうな文章と内容で、読み聞かせもできそうです。でも私には無理かな・・・。
小学生の頃に読んでいたら、きっと生涯忘れることのできない読書体験になっていただろうと思います。あと数年したら息子に絶対に勧めます。
ちなみに少年文庫版と読み比べたのですが、字の大きさが違うのはもちろんですが、挿絵が文庫版はとても見にくくて、単行本のこちらのほうがストレスなく読書できそうです。 (さみはさみさん 40代・ママ 男の子6歳、男の子2歳)
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