ある日畑を耕し始めたクマ。友達が質問しても「勝手だろ」という答え。やがて畑には花が満開。クマはみんなに花を届けます。気ままに生きるクマと、友達との関わりが絶妙な絵本。
読み手によっていろんな風に「かってなくま」は解釈されるのでは、と思われます。
私にとっては、ぶっきらぼうでちょっと照れ屋のかわいらしいくま。
口では上手に言えず、冷たい態度。
でもみんなのためを思ってせっせと働き、みんなが喜んでくれるとかってに信じてお花をプレゼント。
確かにかってです。
イラストがすごく素敵で、そんなかってなくまもまん丸目玉ですごく愛嬌がでていて、よけい「かってなくま」を応援してあげたくなります。
しかし4歳の息子にとっては、
お友達の返事にも「ぼく、いそがしいんだ」と、ちゃんと答えず、
「くっちゃうぞ」とおどしたりするいじわるなくま、だそうです。 (リリィティナさん 30代・ママ 男の子4歳)
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