「くさはら」というとどんなイメージがうかびますか? 草花あそびに虫とり。ピクニックでおべんとうを食べたり、ねっころがったりするところ。でも「くさはら」は、いつもそんなふうにやさしく迎えてくれる場所ではありません。とても猛々しい顔も持っているのです。この絵本は、川原でちょうちょを追いかけているうちに背の高い草にかこまれてしまった女の子のおはなしです。
私はタイトルに惹かれて図書館で検索して借りてきたので、真冬に読んでしまいましたが、この絵本はお子さんたちに読むときはぜひ、暖かい春から夏にかけて読んでほしいです。
背の高い草原の中に入り込んでしまった女の子が主人公です。
一人で“草の中に”迷い込んでしまったまのの「怖い」という不安感だけでない、ワクワク・ドキドキした感じを、読み手と聞き手が一緒に体験できるといいな〜と、思いました。
字はやや大きめに書かれていて、言葉も簡潔で読みやすいです。
酒井駒子さんの絵はどのページも素敵で、堪能できます。
3,4歳から小学校低学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか? (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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