山の田んぼにいたかかしが、「世の中を見てみたい」と神さまに願ったら、足ができた!
かかしは、海に向かって旅に出る。しかし海までの道のりには都会があって――都会の窮屈さに苦しみながらも海を目指すかかし。果たして海を見ることはできるのか?
絵本を読んで少し残念なような気がしましたが、最終的に田んぼに戻るには、この展開しかなかったんだろうなとも思います。
足をもらったかかしが知ったことは世知辛い世の中だったようですが、同時に元居た世界の暖かさも痛感したことでしょう。
普段悪者として描かれることの多いカラスが、この絵本では好意的に描かれていることに、少しほっとしました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
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