【本文より一部紹介】
「シニアこそ、デジタルと仲良くなりましょう」
そうお話すると、「アナログ世代ですから無理です」「もう古稀も過ぎたし……」とおっしゃる方が大勢います。
おっしゃるとおり、私たちは生まれたときからデジタルのある世代とは正反対の“アナログ・ネイティブ”。私も米寿です。でもね、年齢は単なる数字だと思っています。
デジタルは新しい世代のもので、自分は取り残された旧世代だと思えばしょんぼりしてしまいます。テクノロジーの進化も日進月歩で速すぎて、到底追いつけないと思えば悲しくもなります。
だけど学ぶことについては、遅すぎるなんて絶対にありません。何歳からも始められる、新しいことを身につけられます。できるようになるのは、楽しいことです。
年を重ねると、どうしたって失うもののほうが多くなりますよね。視力が落ちる、髪が抜ける、想い出の場所がなくなる、親しい人が旅だってしまう。そんな喪失体験の多いシニアの強い味方こそ、デジタルです。
デジタルは不自由になった体の機能を助け、暮らしの不便さを補い、今まで知らなかった世界の扉を目の前に開いてくれます。
そう、シニアとデジタルは、とっても相性がいいのです。
人生100年時代ですから、何歳からのスタートでも十分に間に合います。「便利かもしれない」「ちょっとやってみようかな」で、いいんです。マーチャンなど、58歳でパソコン、81歳でプログラミングに挑戦したのですから。
人生で、今日という日が一番若いのです。自分自身を時代に合わせてアップデートするために、一歩を踏み出してみましょうよ。
シニアの皆さんや、デジタルにちょっぴり苦手意識のある方たちの悩みに寄り添いながら、私マーチャン流のデジタルの楽しみ方と、心の持ちようをお伝えします。
ご一緒にデジタルともっと仲良くなりましょう。
【目次より】
第1章 さあ、ご一緒にはじめましょう
第2章〈AIスピーカー、チャットGTP……〉
マーチャン88歳、日々の暮らしにヒントがいっぱい
第3章 なぜ、テクノロジーが親友に?
第4章〈17のヒント集〉苦手も不安も、デジタルが補ってくれます
第5章〈お悩み相談〉小さなつまずき、一緒に解決しましょう
第6章 シニアはひとりじゃない。世代の強みを今こそいかそう
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