家族の中で自分だけ斑点のあるスポッティは、仲間はずれに。規格外を嫌う大人たちを批判しています。
白うさぎ一家に1匹だけまだら模様のうさぎが生まれました。名前はスポッティ。白うさぎのお母さんはスポッティを愛しているけれど、白うさぎのおじいさんがスポッティを嫌がるのではないかと心配し、スポッティだけ家に残し他の子供たちを連れておじいさんに会いに行きました。自分だけ違う模様なので連れて行ってもらえなかった…、傷ついたスポッティは家出をします。家出先でスポッティはまだら模様のうさぎ一家に出会いました。ところが、その一家には1匹だけ体の白いうさぎホワイティがいました…。境遇の同じスポッティとホワイティ…。
世の中、違いがあるからこそ学べることがたくさん。その素晴らしさを謳うことがこの作品の主題であると思いました。米国に住んでいると異文化理解が相手理解に直結する場合が多く、多様文化教育はこの国の教育の代名詞とも言えます。息子も小さな頃からいろいろな文化に触れる教育環境に育ったので、違いは素晴らしいこと…、頭ではわかっていると思います。と言うのも、これから自分が日本人なのか、米国人なのか、揺れ動く日々が待っていると思うので。物語としては納得しながら聞いていました。
お話的には、展開に要する説明の長いところがあり4つ星にしました。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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