宇宙は本当にナゾだらけ。
知れば知るほど、ヘンテコでおもしろいことがいっぱい起きている。
たとえば、土星の衛星タイタンでは、あるガスと同じ成分の雨がふる。
それはなに?
ヒントは・・・
きっと今日、君もプッと出したはず!
そう、答えは「おなら」。
おならには、「メタン」という天然ガスがふくまれている。
そのメタンがタイタンでは液体として存在し、海も川も雲も、そして雨もメタンでできているんだ。
つまり、「おならの雨」ってこと。
太陽はあんなに熱いのに、じつは燃えていない。
流れ星の正体は、星ではなく、砂つぶみたいな「ちり」だっていうし、惑星を超巨大なプールにうかべると、1つだけうかぶ星がある。
宇宙に生身で放り出されても、1?2分は生きていられるらしい。
そういえば、冬の星座オリオン座を「おねしょの星座」とよぶ地域もある。
大昔の人たちも、夜空を見上げていろいろ想像して楽しんでいたんだ。
この本では、そんな宇宙のオモシロ話を70個も紹介するよ。
ふつうの図鑑にはのっていないような話がたくさんある。
でも、宇宙の話ってむずかしよね・・・と思っている君。
大丈夫!
この本は、宇宙のことをできるだけわかりやすく書いている。
身近なものにたとえるのもそのひとつだ。
たとえば、夜空にかがやくオーロラは、蛍光灯と同じしくみで光っている。
地球をリンゴにたとえたら、大気のあつさはリンゴの皮くらい。
東京駅に小惑星が落ちたらどうなる?
ね、こうして考えたほうがピンとくるでしょ?
「やってみよう!」のコーナーでは、流れ星の見方や、月の大きさを5円玉ではかる方法、虹のつくりかた、金星の観察のしかたなどを紹介しているから、ぜひ試してみてほしい。
みんなで盛り上がれる「宇宙クイズ」も用意したよ。
この本は、ひとりで読んでもいいし、親子で、友だちと、みんなで楽しむことができるようにしたんだ。
だってそのほうが、楽しいからね!
この本を読んだ君は、今よりもっと宇宙が好きになるはずだ。
そうしたら、ぜひ夜空を見上げてみてほしい。
きっと、前とは少しちがって見えるはずだよ。
さあ、いっしょに宇宙の不思議のとびらを開けてみよう!
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