アトリーの本邦初訳ファンタジー童話
1年前に読み、最近読み直し「マルハナバチとネズミのおかあさん」のネズミは本当にひどいなって思いました。
「トム・ミラーとかげぼうし」は、主人公が影に翻弄されるあたり、子どもの頃に読んだ「影をなくした男」を彷彿とさせますが、トムがかげと隣で寝るところはほのぼのとした感じがあります。
「ディッコンのおはなし」は、いたずら妖精が出てきてイギリスらしいなと思いました。
6編のお話があり、タイプが違うお話なので、次はなんのお話?というワクワク感があります。
アトリーの子ども時代の豊かな自然を背景に感じながら読むと、一層味わい深いものになりそうです。 (はなびやさん 50代・ママ 男の子19歳)
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