まんなかに可愛いお顔。でも、この丸い形はいったいなんでしょう? 横についているしかけを指でぐるぐるとまわしてみると……絵が広がって見えたり、形が変化したり、もようが消えたり!?
「ぐるぐる、ぎざぎざ、くるくるきらりん」
思わず目がまわりそうになるくらい、楽しくて不思議な動きが繰り広げられます。最後は左と右、いっしょにまわろう。
「ぐるぐる、ぐーるぐる!」
この驚きの絵本は、0歳から遊べるしかけ絵本として大人気、ひらぎみつえさんの「あかちゃんがよろこぶしかけえほん」シリーズの最新作です。人気の秘密は、赤ちゃんの小さな指でもスムーズに動かせるシンプルで丈夫なしかけ。それでいて、意外性に満ちていている動きは私たち大人を含めて目をくぎ付けにさせてしまうのです。さらに赤ちゃんでも見えるはっきりした色に愛らしいキャラクター。
「うちの子が初めて絵本に夢中になっている!」
そんな声が多数聞こえてくるのも納得。様子を見守るお母さんやお父さんたちの嬉しそうな顔が浮かんでくるようです。
目で見て、指で触れ、その動きにびっくりする。もう一回見たくて指で触れ、またまたびっくりする。読むたびに感覚を刺激してくれる「ぐるぐるさん」との時間。ぜひ親子で体験してみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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