真夜中におだんごが食べたくなった、おとのさま。忍者をよんで、伝言します。伝言していくうちに、「だんご」が「りんご」に、「りんご」が「だるま」に……。果たして、おとのさまのところへだんごは届くでしょうか。伝言ゲームをテーマにしたユーモアたっぷりの絵本。
伝言というだけで、奇妙にずれる伝言ゲームの展開が予想できます。
でも、そうならないのは、忍者ならでは!?
もちろん、少しずつずれてしまうのは王道の展開。
そこを、見事な着地にしてしまうのが、まさに鮮やかです。
満月を見て、お団子が食べたくなった殿さまからスタート。
任務を果たす忍者がシュタタタタとカッコいいです。
一生懸命だけに、そのずれが愉快愉快。
だからこそ、大満足のラストがあっぱれです。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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