そろそろパパが帰ってくるのに、雨がふりそう。
「ぼくが かさをもって パパのおむかえにいくよ」
パパが大好き、電車も大好きなぼくは、駅にパパを迎えにいくのも大好き。かさを持って駅まで行き、入場券を買って、ホームで待ちます。すると、まもなくホームに電車が到着します。
最初にやってきたのは「しましまごう」。しましま模様の人たちが降りてきます。パパのネクタイもしましまだけれど、この電車には乗っていません。次にやってきたのは「ぶちぶちごう」。この電車も違うみたい。「もじゃもじゃごう」に「じゃぶじゃぶごう」、なかなかパパが乗った電車が到着しません。
「まだこないのかなあ。」
するとそこへ……。
見たことがないような驚きの電車が次々に登場し、お客さんもまた個性的なひとばかり。パパはなかなかやってこないけれど、電車好きにはたまらないホーム。ドキドキする気持ちとワクワクする気持ちがいっぺんにやってくるこの時間。「ぼく」にとっても、この絵本を読む子どもたちにとっても、忘れられない体験になりそうですね。自分が乗るなら、どんな電車がいいかな? 第22回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞作品です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集部)
第22回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞作品。 雨になりそうだったので、傘を持ってパパのおむかえにいった『ぼく』。駅にはたくさんのお客さんがいるけれど、ちゃんとパパに会えるかな?
ユニークな電車、様々な人と動物、鬼や妖怪まで登場。
カラフルでかわいらしい絵を見てるだけでもワクワクします。
現実では小さな子供1人でパパのおむかえは安全面を考えると難しい場合が多いかもだけど…
とっても楽しそうな素敵な町、行ってみたい!住みたい!と思っちゃいました。
想像がふくらみます。
できたら続編を希望します。この町の他のお話もっと読みたいです。 (ゆきのはるこさん 50代・その他の方 )
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