
ある日、人間界に引っ越してきたおでこに★のしるしがある4人家族。実は彼ら、モンスターなんです。モンスター界の王さまから与えられた任務は2つ。ひとつは人間界の様子を観察して報告すること。そしてもうひとつは、人間と仲良くしたい王さまの願いを邪魔する、人間界に潜む悪いモンスターを捕まえること。どうやら、人間界にはすでにたくさんのモンスターが暮らしているみたい!?
パパとママに託された大切な任務に、シリゼ(兄)とキララ(妹)の子どもたちも同行。まだお手伝いは無理だと思っていたシリゼですが、人間の男の子レオとの出会いが、思わぬ展開を巻き起こします。
モンスターの存在にワクワクしながら、友情や善悪についても自然と考えることができるこの物語。モンスター一家がどうやって人間に変身するのか、人間界とモンスター界をどうやって行き来するのか、その秘密にも注目しながら読み進めてみてくださいね。
物語の途中には、絵さがしやまちがいさがしも盛り込まれているので、読み物に慣れていないお子さんでも、遊び感覚で最後まで楽しく読めますよ。文字も大きく、読みやすいので、「ひとり読みはまだちょっと難しいかも…」と感じたら、こんな楽しい本から始めてみませんか?
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)

モンスターファミリーは、モンスター界の王さまから命令されて、人間の世界に住むことになりました。王さまから言われたのは、人間界のようすを観察して報告すること。そして、人間界にやってきたモンスターの中で悪いことをするモンスターをつかまえること。モンスターには、おでこに★のしるしがあって、変身して人間の姿になることができるのです。 モンスターのシリゼは、レオという人間の男の子となかよくなりました。ある日、レオが大事にしていたお母さんの形見のペンダントを失くしてしまいました。シリゼとレオがペンダントを探していると……。 絵さがし、まちがいいさがしも楽しめる幼年童話です。 続きを読む
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