私の家は、親子二代のタクシー業。父と兄二人がタクシー運転手。
なのに私は無免許、運転ができない。できれば、私も家業をついでみたい。
「今日の売り上げは、○○円」とやってみたい。
環境にもやさしく、ガソリンなしではしってみたい。
一粒三百メートルのキャラメルじゃないけれど、
おせんべたべたらなんだかお客を乗せてはしれそう。しかも遠くまで行けそう。
大きなおせんべなら、なおさらだ。
これで私も、やっと家業がつげる。―― 山ア 克己
空からふってきた大きなのりせんべい。食べるとぼくの足がタイヤになって走り出した!
奇妙な味わいのナンセンス絵本。
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