休みの日、お料理を作ることになったお父さんのメニューはカレーライス。ところが、お鍋も材料も逃げていく。
鉛筆で濃淡をつけて描かれているような書き方がとても好きです。温かみを感じました。ばばばあちゃんの作者だったとはとても驚きました。あまりにも画風が違ったからです。お父さんがカレーライスを作る時わざわざ前掛けをするところはとても料理を作ろうとする意気込みを感じました。材料や道具が逃げ出すシーンは思わず笑ってしまいました。でも捕まえた後のお父さんの顔はとても満足そうで私も安心しました。この本の中で一番好きなシーンはお父さんの手が玉ねぎを刻んでいるシーンです。このお父さんはそれぞれの野菜をきっちりと別々の器に入れて準備しているところが私の心を虜にしました。みんながおいしそうに食べているシーンは私も嬉しくなりました。食べている時頬に手を当てるお母さん。そんなに美味しいカレーを私も食べてみたいです。普段仕事で忙しいお父さんが愛する家族の為に腕をふるって貴重な時間を使ってカレーを作るという行為そのものが私の心に響きました。おいしいものを食べている時本当に幸せな時間が流れているんだな。と家族でカレーを食べているシーンから感じました。 (なびころさん 20代・ママ 女の子 4ケ月)
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