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ナンセンス絵本の第一人者がおくる、とびっきりのユーモア・ナンセンス。
長さんの作品にしてはちょっと、異色なタイプに思います。というのも、長さんにしては文字の多い絵本だから。長さんの作品はどちらかというと、絵で物語を伝えるものが多いので、字が少ないんですよね。
この本は学校が舞台なので、小学校へ入ってからのお子さんの方が、内容がつかみやすいかも。
子供達はナイフでえんぴつを削るのが嫌いらしい。ところが校長先生は、えんぴつ削りではなく、ナイフで削るようにいっている。ある時から、校長先生の頭はどんどんとんがっていき、体は細くなっていった。
子供達は校長先生が、神様のバツで、えんぴつになったんだ。と、うわさする。
さてはて、本当に、校長先生はえんぴつになってしまったんだろうか?
ブラックユーモア名作品です。 (てんぐざるさん 30代・ママ 7歳、3歳)
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