二人の少女はノイローゼ気味の母親から逃れるように、思い切って家出を決意。過去と未来、同時多発的に「わたしたち」がつなき、むすび、のりつぎ、進み続ける物語。「わたしたち」が長い長い家出の果てに得たものとは?
本作は、イラストレーター・北澤平祐が2023年夏に開催した個展「The Great Escape」で発表した作品をもとに誕生した一冊。当時の展示では、赤と黒のみで描かれた32点の作品が横一列につながり、一見すると独立した作品でありながら、実は一枚の大きな絵になっているという斬新な構成が大きな話題を呼びました。
その世界観に新たに物語を書き下ろし、装丁家・名久井直子によるブックデザインにより、一冊の絵本として新たな命が吹き込まれました。
ページをめくるたびに視点が交差し、それぞれの物語が少しずつ重なり合っていきます。
これまでの北澤作品とはひと味違う、新たな魅力にときめく一冊。この絵本ならではの世界を、ぜひお楽しみください。
続きを読む