息子も四月からは小学三年生ということで小学三年生が出てくるお話を読んであげたいなあと思って思い出したのが、この本です。
アキラとタツオとタカシという性格の違う男の子三人が出てきます。
お話が始まる前に三人の性格が丁寧に描いているところが、今時のお話にはないことではないかなあと思いました。
空き地に捨てられた自動車が三人の秘密基地のようになり「かたつむり号」と名付けます。
続きを知りたくなって少しだけ先を読んだ息子か、自慢げに「どうしてかたつむり号になったか知っている」と言ったのが印象的でした。
佐藤さとるさんには、秘密基地的なもの、自分だけの場所が出てくるお話「おおきなきがほしい」「ジュンとひみつの友だち」などがありますが、このお話はファンタジー要素がなく「わんぱく天国」に近いものを感じました。
三人三様の個性が活きていますが、一番無口だったタカシの成長ぶりが目覚ましい気がしました。
私はずっと前に読んだお話ですが、息子と共に読めて楽しかったです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
|