死闘の末、失われた七つの鍵のうち、第二の鍵を手に入れて、ようやく現実世界にもどって入院をしていたアーサー。
ふと気づくと、次の管財人ウェンズデーからの夕食会への招待状が枕の下にあった。しかももう迎えをさしむけた
と書いてある。第三の鍵の持ち主が、自分にいったい何の用があるのだろう? また命を狙われるのだろうか?
迎えがくるという以上、逃げることもできない……。アーサーが不安に駆られていたとき、遠くから低い轟きが
聞こえてきた。そして、あっというまに病室の壁は消え、群青色の波がゴーッとおしよせてくると、部屋は
何トンもの海水にのみこまれてしまった。いきなり嵐の海のなかにほうりだされたアーサーに、助ける道はあるのか?!
ファンタジーの天才ガース・ニクス最新作。シリーズ全7巻中、すでに刊行ずみの巻は
すべてアメリカでトップ10入りをはたしているという超人気シリーズ第3巻。
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