新しいとうさんをどうしても「おじさん」としか呼べないトオル。でも、トオルが「おじさん」と呼ぶごとに、とうさんはどんどんみどり色になって・・・。
あとがきを読んで、とても複雑な思いになりました。新しいお母さんが連れてきた、血のつながらない弟から見たお父さんは、間違いなく新しいお父さんです。
カッパなんかであるはずがありません。
でも、見知らぬ生き物に見えたかもしれません。
終盤での話の飛躍が納得できた時に、ふと思いました。
義母に愛されることの少なかったという、内田麟太郎さんには、新しいお母さんは何に見えたのでしょうか。
様々な作品を量産される内田さんの心の広さを考えつつ、このエピソードも1つの分子なのだと思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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