美術館の守衛のヴィクターが、新しく届いた絵に描かれたクリスタベルに恋をしました。
サブタイトルの「そっと恋して」がとても効いています。
クリスタベルは、いとこのアナトールが魔法で絵に閉じ込めてしまった女性。
描かれたクリスタベルは決して幸せそうではありません。
ヴィクターはそんなクリスタベルを心配し、恋心に変わっていくのです。
魔法が解けた時、お話はハッピーエンドに。
思春期に足を踏み入れた年頃にとってもチャーミングな絵本だと思いました。
この絵本は、実際の絵画にヒントを得て作られた物語。
感受性と発想力の産物でした。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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