かっこいいのか悪いのか、イマイチつかめない夢水名(迷)探偵。今回は、なぜか江戸時代にワープし、名前も夢水清志郎左右衛門となってイギリスにあらわれ……と思ったら、つぎは長崎でギヤマンの壺消失事件にまきこまれる。さらに江戸へむかう道中や江戸の町でも、つぎつぎと謎が待ちうける。おもしろさ200パーセントの名探偵夢水清志郎事件ノート外伝、大江戸編上巻登場!
夢水清志郎左右衛門(もしや夢水探偵の先祖??)は長崎から江戸時代の江戸へと出てきます。相変わらずの忘却力ですがいつのまにか江戸一番の名探偵に。
巧之介さんが新撰組に話す内容は本当に素晴らしいものでした。正義の名のもとに武力で解決するのは確かに間違っています。しかもこの作品では、カッときたことを全て正義の名のもとに行おうとしているように見えるので、巧之介さんが竹光で圧倒的に勝ったときにはニヤリとしちゃいました。
あと、大入道の件もですが、人が、自分の都合で自然のものを潰して良いのか?そんなことをしたらしっぺ返しをくうはず、というまじめなテーマが含まれていて、このシリーズにしては意外ですが、骨太で良い作品でした。大人が読んでも面白いのでぜひ読んで欲しいです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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