小さいし遅いので他のパトカーをうらやましく思っていた、ぱとくん。ある日、団地の子どもがいなくなり出動、事件を解決します。
他の方々も書いていらっしゃいますが、設定は「しょうぼうじどうしゃじぷた」と良く似ています。
そして、「じぷた」に比べてやや小粒な感じはします。
でも、「ぱとくん」には小粒なりの、なんともいえない味があります。
じぷたは、他のりっぱな車両からバカにされて「なにくそ」と負けん気たっぷりです。
でも、ぱとくんは、誰からも何も言われません。
なのに、自分がちっぽけで、みじめに思えてしかたないのです。
ふと、自分自身をふり返ると、思い当たる節が色々・・・。
奥が深いなあ、と思いました。
息子は、まだこのコンプレックスが理解できない様子。
かっこいいパトカーをうらやましがる、ぱとくんを見て、
「どうして?ぱとくんもかっこいいのに」
と、聞いてきます。
「大きいパトカーが、かっこよく見えるのかもしれないね。
ぱとくんも、かっこいいよって言ってあげて」と言うと、
「ぱとくん、ぎゅーっと引っぱって、大きくしてあげる。
ぱとくんもかっこいいよ」
と、呼びかけていました。
いつまでもこの気持ちを忘れずにいてほしいなあ、と思います。 (けいぼんさん 40代・ママ 男の子3歳)
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