夏休み、ウォーカー家の4人きょうだいは、小さな帆船「ツバメ号」に乗って、子どもたちだけで、無人島ですごします。湖を探検したり、アマゾン海賊を名乗るナンシイとペギイの姉妹からの挑戦をうけたり、わくわくするできごとがいっぱい!40年にわたって親しまれてきた冒険の物語、全12巻改訳、刊行スタートです。
子どもの頃に「岩波少年文庫」のシリーズにハマって、かなり読んでいましたが、この話は子どもの頃読みませんでした。
(当時「文庫シリーズ」にはなってなかったと思います)
最近といっても2010年7月にリニューアルして「岩波少年文庫」から再登場しました!
ウォーカー家の4人きょうだいの、身近な冒険のシリーズの第1巻で、この巻では、本土から少し離れた《ヤマネコ島》という小さな無人島で、何週間かキャンプするお話です。
この物語を読んで私が一番感じたことは、
冒険に出かけようとする子どもたちの自立を認め、必要なことはしっかり口や手を挿むけど、基本・温かい目で見守るだけで、
子どもたちの気持ちを大事に「きちんと」送り出せる親ってすごい!!って、ことでした。
大物になる子どもの親も、心意気が大物だなと、こういう本を読むと改めて思います。
時には、子どもをただの「小さな分別のない生き物」としか見ていない傲慢な大人たちも登場しますが、
それはそれで、こういう本に出会った子どもたちが、いろんな大人がいるのが世の中というもんなんだ。って、勉強になっていいと思いました。
かなり古いロングランの児童書なので、今どきの話と比べるとどうかなと思ったのですが、
上の子の朝読に薦めてみたら、「なかなか面白かったよ。でも続きがいっぱいあって、全部読むのは大変そうだね」といってくれました。
こういうロングランの味わいある児童書を、素直に「面白い」といってくれるわが子を嬉しく思いました。(親バカですみません) (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
|