一度見たら忘れられないほど大きな笑顔のこうたのばあちゃん。ぽんぽんの大きなおなかも大迫力。いつも笑ってばっかり、遊んでばっかり。海で浮かぶばあちゃんのおなかはまるで小さな島のよう。ある日、いつまでも一緒だと思っていた大好きなおばあちゃんが病気になった。ぼくは・・・。 繊細な子どもの気持ちを柔らかに描く絵本作家かさいまりさん、パワーあふれる色彩と画風で独特の世界観を表現している絵本作家よしながこうたくさん。意外とも思えるこのお二人の組み合わせ。期待に胸を膨らませて読んでみると、しっとりとした、でも力強く頼もしい物語が誕生していました。豪快なおばあちゃんにドキドキし、おばあちゃんを想いながら歩く風景の美しさに切なくなり、でも前に向かって歩き出すこうたの姿に感動して。 まさに帯にも書いてあるキャッチコピー「たのしくて おもしろくて じぃーんとくる!!」がぴったりな内容なのです!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ぼくのばあちゃんは、いつもいっぱいわらって、いっぱいあそぶ。ぼくは、おおきなばあちゃんのおなかがだいすき。なつのおわり、ばあちゃんがびょうきになった。こうたとばあちゃんのたのしい日常、季節の移ろい、少年の成長を描いた心あたたまる感動作。
※本書は2010年に教育画劇発行の『ばあちゃんのおなか』を一部加筆修正したものです。
第21回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞に輝いた作品です。
なんとも豪快で、いつも笑顔のおばあちゃんの姿が「あぁ、私のおばあちゃんもこんな人だったなぁ」と思う人もいるはず…
まさに私のおばあちゃんがこういう人でした
大きなお腹で、いつも笑っていて、泣いていると励ましてくれて、一緒に遊んでくれる・・・懐かしい思い出が蘇ってきました
こうたくんのようにおばあちゃんが病気になって、自分がとっても辛くて…
でもおばあちゃんがそばに居なくなっても、思い出は消えないし、いつも遠くから見守ってくれる…そんな思いに共感しました。
キャッチコピーの たのしくて おもしろくて じぃーんとくる!! がピッタリな楽しくてそして切ない絵本です。 (たれれんさん 40代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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