世界的な造形作家が初めて世に問う、いちご賛歌の絵本です。「未知の世界の発見という、絵本本来の役割が鮮やかに成就した」今江祥智氏評。
いちごの成長を美しい比喩とグラフィックの鮮やかさで表現した絵本。
いちごを「子ども」に、太陽を「金の雨」に、子房を「小さなみどりの星」になぞらえたり、比喩によって物の見え方が一変することを体験できる。
最初のページでは、いちごの姿はないが残り香を感じるところから始まり、だんだん大きくなるいちごに宇宙を感じた後、今度はいちごの内部に視点が移る。ページを進めるごとに、視点の変化を楽しめるのが面白い。
言葉はミニマムでとても詩的。
比喩とそのグラフィックの斬新さに、子どもも大人も驚きました。 (ラブリーバードさん 40代・ママ 女の子11歳、男の子10歳)
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