海賊好きの女の子フロー、もの知りの少年レオ、力持ちの男の子サムソンは、古いお城を校舎にした学校の四年生。 ある日、三人はお城の塔で、ヨーゼフというおじいさん発明家の、ひみつ研究室を発見! ヨーゼフは、実は「ひみつたんてい」で、お城に隠れすんでいたという。でも、研究室が先生にばれて…? なかよし三人組が事件をかいけつ! 読みはじめたらとまらない、おもしろさ満点のシリーズ第一巻!
「ひみつたんていダイアリー」シリーズの1冊目です。
主人公は小4の三人組。海賊好きな女の子、物知りだけどやせっぽちな男の子、そして力持ちででぶっちょの男の子という、でこぼこトリオです。
女の子フローは転校してきたばかりなのですが、この学校というのがとてもユニーク。
なにせ、ふるぼけた「お城」が学校なんです。
といっても魔法使いとかは登場しません。お城が学校になるきわめて現実的理由があるんです(笑)。
「ひみつたんてい」と銘打っているだけあって、ストーリーの途中に謎が登場したり困った事態が起きたりします。
3人組はいったいどうする??
シリーズ1作目ということもあり、前半は状況や人物説明が少々長めかな?と感じます。が、とてもユニークな設定なので、それもまた楽しめました。
一応、一話完結のお話のようですが、ラストで少し状況が変わるので、次回作も楽しみです。
児童書ですが文章量はそれほど多くないので、本が好きなお子さんなら小学校低学年から楽しめると思います。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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