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1933年アメリカで出版された名作絵本の復刊。揚子江に住むあひるの子ピンが、家船から離れ、様々な経験をして無事に戻るまでを描く。
前から読みたかった本です。
図書館になかったので、リクエストして入れてもらいました。
発行年が1994年だったので、ひょっとして絶版になっていたらどうしようと思いながら、でも無事に読めました。
出版事業がふるわない今、良書であっても店頭に並ぶことなく消えていく本が多いですからね。
子どもの本が衰退してかないように、良書は積極的に図書館にリクエストしていきたいと思っています。
前置きが長くなりましたが、文がマージョリー・フラック、絵がクルト・ヴィーゼ、訳がまさきるりこさんと、これだけそろい踏みだと、やはり読みたくなる本です。
揚子江に住むアヒルのピン。群れから離れてしまいます。
ピンの冒険は、子どもの冒険と似ているところがありますね。
子どもにとっては毎日が未知の世界、予期せぬことが起こるものです。
ピンにしても本当に予期せぬことが待っています。
アヒルが食べられる?とくだりがあるので、びっくりしたのですが、北京ダックの話を聞いてからはなるほどと思いました。
今時の本のような派手さはありませんが、読むと何だかほっとする、何度も読み返したくなる絵本だと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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