人混みの中に一歩はいって、まわりにいる人たちの会話を聞きながら、その人たちの暮らしを想像するのは、楽しい時間だと筆者はいいます。そんな町生まれ、町育ちの著者が、町の生活を描き写すだけでなく、町に住む人たちの生き生きした声が聞こえてくるような本にしたいという思いから生まれた作品です。学校からお寺の不動堂に向かう子どもたちと行き交う人たちの姿を克明に、しかもダイナミックに描きます。
学校の「生活」の授業を一貫という形で、1つの町をいろいろな角度で見せてくれる絵本です。
掃除をしている人、郵便屋さん、ちり紙交換、引っ越しやさん。大工さんに、電気工事の人。
こうして改めて見ると、町の中にはたくさんの人が働いているんですね。
こういう絵本を見ると、今度時間をかけて子供と町探険をしてみたくなりますね。
(てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
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