
もぐらのモールくんは、すからおちたひなどりをみつけて、家につれかえった。いっしょうけんめいせわをして、かわいがった。でもモールくん、やせいのことりは、ペットにはなれないんだよ…。ほんとうに愛することとは?

愛しているからこそ、そばに置いておきたい。
その気持ち、とてもわかります。
でも、この絵本を読んで、愛しているからこそ、相手の望んでいることをする、たとえそれが自分にとって不本意なことでも……そのとおりだなと思いました。
男女の恋愛だけではなく、親子関係においても、愛しているからこそそばに置いておくのではなく、愛しているからこそ子どもを信じて子離れすることも大切だと教えてくれる絵本だと思いました。
子どもが成人した頃、もう一度読みたいと思える絵本でした。 (こにゃららんさん 20代・せんせい )
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