長 新太さんといえばユーモアとナンセンス。スミと黄色のみで描かれたこの絵本、フルカラーの絵本に比べてちょっと地味かなと思う方もいるでしょうが・・ところがどっこい、大違い!想像を絶する展開(?!)が、なんとも長新太ワールド。ちょっとブラックなナンセンスがたまらない。読み終えても、必ずもう一度最初から読みたくなる!(それには秘密が・・) 忘れられないおもしろさです。
5歳と7歳の男の子に読み聞かせました。
長新太さんと言えば『シュールな芸術家』というイメージがあったのですが、この本はあまりクセがなく、絵もマイルドな可愛らしさ。
クセが強い絵柄が苦手な方でも、この本なら読みやすいと思います。
とは言っても、独特の世界観は健在です。
文章も面白くて(長新太さんの割には)理解しやすく書かれているのですが、読み終わった後の「モヤモヤするのにスッキリ感がある」あの感じが何とも言えません。
5歳の子供はツッコミしながら聞いていましたが、7歳の子供は感じたものがあったのか静かにニヤニヤしながら聞いていました。
(普段はツッコミ役なんですけどね)
芸術肌の親子さんにオススメしたいです。
ただ…幼稚園や学校の読み聞かせにも使いたいのですが、本自体が小さめなので少し難しいかもしれません。
前に出てきてもらって密集したら大丈夫かなぁ…。 (happychanceさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
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