てつたくんが歩いていたら、くるま(車輪)がひとつ、ころころころって転がってきたんだって。あれあれって見ていたら、もう1つ、もう1つって4つ。それから今度は棒が2本、とんとんとん、て来て・・・。 このお話の面白さは自動車の一番簡単なしくみが誰にでもわっかちゃうって事。車が4つあって、軸があって、床がついて、エンジンが乗って、ハンドルで方向転換!てつたくんが運転します。おかあさんも乗せてね。車の大好きな子は本当に喜ぶと思います。こうやって走ってる姿が好きなんだよね。 乗り物の面白い話をたくさん書いている渡辺茂男さんのおはなしと、堀内誠一さんのポップで可愛らしい絵が見事にマッチした絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
車が4つ、棒が2本、板、エンジンが合わさって自動車に早変わり。でも向きが変えられない。てつたくんはハンドルを持ってきて……。
てつたくんの前にニコニコ笑ったタイヤが一つずつ転がってきます。
そして心棒が、板が、エンジンが、
最後は車になって、てつたくんが運転します。
本を読み聞かせるとき、しゃべりにくくて言い換えて読むことがありますが、これは読み聞かせを考えてあるのか、換えて読む必要がない、いい本です。
2歳頃から息子が気に入り、月に数度、集中して持ってきます。
福音書店のこどものともシリーズの中のものです。単行本としてないようなので、ぜひ出して欲しいです。 (モトバイさん 30代・ママ 男の子2歳、女の子0歳)
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