キエシェはね、もりのねこ。もりのねこ? そう、もりのねこ。キエシェは、じっとみみをすましている。なにかをそっと、まっている……。深い森の奥にある猟師小屋。移り変わる自然の中で暮らす猫と猟師の姿を描く。
キエシェという一匹のネコのお話しです。猟師と一緒に森にすむネコ、読んでいるうちにたちまち絵本の中の想像の世界に連れていってくれます。どんなふうに生活しているどんなネコなのか、ページをめくるごとに分かってくるのですが、どのページも幻想的で夢の中みたいな雰囲気が漂っています。小さい子向けの絵本ではないかもしれませんが、お話しが好きな小学生低学年くらいの子におすすめしたい一冊です。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子8歳)
|