ギブキッズザワールド(難病の子どもと家族が1週間無料ですごすことができる施設)のノートに書きこまれた難病の子どもたちの言葉をつづった絵本です。
新聞に紹介されていたので、リクエストで図書館から借りてきました
社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」の代表理事の方が、フロリダ州にある、ギブキッズザワールド(難病の子どもと家族が1週間無料で過ごすことができる施設)のノートに書きこまれた子どもの言葉を編集したおはなしです
サブタイトルに「難病のこどもたちからあなたへ」とあるのですが、表紙の絵の女の子は、幸せに満ち溢れた表情をしています
なぜ、難病の子供が「いま、とてもしあわせ・・・」なのか・・・
そんな疑問からこの絵本をぜひ読みたいと思いました
「わたしは、この病気になって良かったと、いまは思ってます」
「はじめはなんで?なんでわたしだけ?ってとてもくやしかったです・・・」とはじまる文章に、胸が締め付けられました・・・
でも、そこにあるのは絶望ではなくて、感謝でした
難病の子供が家族へ感謝の気持ちを綴る事ができるようになった理由がお手紙として書いてあったのです
聖路加国際病院の細谷先生は「人間という生き物は子どものころからこんな風に考えることができる生き物なのです・・・」とコメントを載せてます
イラストの相野谷さんも「想像しうる限りの、生命の喜びをもって幸せでいっぱいになっている子ども・・・」と描けたそうです
表紙の絵の表情に納得です
人間はどれだけ長く生きたかよりも、どう生きたのか・・・・
病気になったとしても、その人にしかできない使命があって、必ず周りの人間に大事なことを伝えることができる・・・
改めて命の尊さ、人間という生き物の強さを感じることができました
ぜひ多くの方に読んでいただきたいお話です (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子、男の子)
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