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たんぽぽのたねとんだ

たんぽぽのたねとんだ

  • 絵本
作: すずき ゆりいか
絵: ごんもりなつこ
出版社: 福音館書店

税込価格: ¥990

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※レビューの一部は、1993年の『たんぽぽのたねとんだ』につけられたものですが、 2024年2月刊のこちらの製品版に転載させていただいております。

作品情報

発行日: 2024年02月09日
ISBN: 9784834087642

出版社のおすすめ年齢:3・4・5歳〜
判型:216×204mm ページ数:24ページ

この作品が含まれるシリーズ

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出版社からの紹介

綿毛を吹いて、たんぽぽの種を飛ばしたことは誰しもあるでしょう。飛ばされたたんぽぽの種は、どうなるのでしょうか。チューリップを越え、石の上に降りると、風に吹かれて、また高く昇ります。春の野草の上を飛び、くもの巣に引っかかりそうになりながらも、ようやく地面に着き、そこではじめて芽を出して、新しい命がめばえます。小さな命の大きな冒険を、緻密な美しい絵で描き出した、自然の神秘を感じられる絵本。

ベストレビュー

親子の会話に役立つ絵本

1993年の作品。
ストーリー自体はとてもシンプルで、たんぽぽの花が綿毛になって、それがまた、たんぽぽに育つという輪を描いたもの。
その流れも、とても分かり易いものです。
たんぽぽだけでなく、ノアザミ、ハルジオン、ハハコノクサ等の見かける野草も描いているので、身近に感じられるのでしょう。
ちょっと残念だったのは、少しは解説が欲しかったこと。
春の野草といった類いの解説があれば、子供との会話が、もっと弾むと思いました。
ごんもり なつこさんの絵が、春の躍動を正確に伝えているのですが、その発色の美しさは特筆ものだと思います。
また、文章もとてもリズミカルなもの。
日本の絵本って、どちらかというとテンポが悪いと思うことがあるのですが、すずき ゆりいかさんの文は、実に小気味良いものだと思います。

散歩の途中で綿毛を見つけた時に、読み聞かせするとベスト。
こうした絵本は貴重なので、復刊して欲しいものです。
(ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)

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