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力が強く商才のある殿様ガエルが、力もなく気のいい雨ガエルたちをむりやり労働に駆りたてる。鋭い風刺のこめられた賢治の傑作。
村上勉さんの挿絵が、宮沢賢治の描く蛙たちの世界にとてもあっていて、読んでいて楽しかったです。
私自身はお酒は全然好きではないのですが、宮沢賢治は「舶来物のウィスキー」って、好きだったのでしょうか?
日本物とどこがどう違うのかもわかりません。
図書館で借りてきて、出しっぱなしにしていたら、上の子が「このタイトルしってる」とか言いながら読みふけっていました。
宮沢賢治の話は何歳になっても、読み手をぐっととらえる力があるようです。
物語有木の絵本なので、1ページに描かれている文章は長めですが、できれば子どもたちには声に出して読んであげたいです。
何冊か試してみたのですが、賢治の童話は声に出す方が、耳や心に響いてくるものが確かにあります! (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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