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頭、口、足など、虫たちの部位をくわしく見たり、小さな虫をガーンと大きく眺めてみたり、枝とさっぱり見分けのつかない虫たちが登場したり……、虫たちのふしぎな形、虫たちのふしぎな色にびっくりしながら、虫にも虫としての“人生”があるんだと気づかせてくれる写真絵本です。
最近下の子が、図鑑が読みたいというので、このての図鑑っぽい絵本を探してくることが多くなりました。
この本は、いろいろな虫たちの身体の一部をピックアップして、写真におさめ、まとめてくれたものです。
例えは、頭、口、羽根という風に。
「あたま」の項目の中には、「ながーい触覚、みじかい触覚」、「うその眼、ほんとうの眼」というように、昆虫たちのそれぞれの特徴をパーツに分けて、じっくり魅せてくれます。
私自身が気に入った写真は、「あし」の表題でまとめられたシャクトリムシ。作者(たぶん)の指先につかまって枝のふりをしているシャクトリムシの姿が、何ともいえず印象的でした。
虫に興味のあるお子さんがいたら、特にお勧めです。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子5歳)
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